賃貸管理を自分で行うことを、お考えのオーナーさんはいませんか。賃貸管理会社に支払う管理料金を、バカバカしいと思うこともありますよね。賃貸管理なら自分でできそうな気もしてしまいます。しかし出来そうだというイメージと実際はかなり違います。
物件オーナーに賃貸管理で一番大変そうだと思うことを聞いてみると、入居者募集という答えが多く返ってきますが、同じ質問を賃貸管理会社に聞いてみると、違う答えが返ってきます。それは入居者からのクレーム処理です。ストレスが多く、それにより離職をする方も多いようです。
賃貸管理で一番悩ませる問題は、クレーム
実は賃貸管理の仕事内容の7〜8割は、クレーム対応です。仲介はお客さんを入居させれば終わる仕事です。しかしクレームは入居させれば終わりという訳ではありません。賃貸管理会社の社員にとって、クレームは日常茶飯事。クレーム対応で1日が終わることも多いので、精神的な強さがないと務まらないとも言われています。通常の話が通じる方からのクレームであれば、何も問題ありません。しかしクレーマーにあたってしまうと・・・普通の話すら通じることが難しいです。
クレーマーのクレームの内容は、言いがかりであったり、嘘であったり、非常識な内容であったり。びっくりするほどの内容であることも多いです。しかしそんなおかしなクレームにも対応しなくてはいけません。果たして貴方は悪質なクレーマーに、対応することができますか?
賃貸経営のよくあるクレーム
①水漏れ
水漏れは早急に専門会社に連絡し、原因を突き止め、直すことが大切です。もし水漏れのせいで入居者の電化製品などが壊れてしまうと、より自体が深刻化します。
②騒音
騒音は住民同士のトラブルに発展しやすいです。まず騒音の原因を解明。洗濯機や掃除機の使用といった生活音の場合もありますし、友人知人を招いてのホームパーティーでの騒音もあります。騒音問題は当事者同士が納得できるように、間をとり持つことが大切です。
③設備故障
設備に故障が発生した場合、早急に設備の修理を行いましょう。
悪質クレーマーの驚くべきクレーム(一例)
このようなクレームが実際にありました。果たしてこういったクレームに正しく対応することができますか。
①部屋が駐車場の隣だからガソリン臭い
駐車場の隣の部屋にお住いの方から、ガソリン臭いから住めない。ホテルに泊まるから宿泊費を支払えという要求がありました。
②床が軋むから、欠陥住宅
部屋を歩いた時にギシッと、床が軋むこともありますよね?どんな住宅でも軋む音は発生します。しかし軋んだから、欠陥のある部屋だということはありません。事実そのアパートには何の欠陥もありませんでした。それにも関わらず、悪質クレーマーは理不尽な理由をつけ、欠陥住宅に仕立て上げ家賃の減額を要求してきました。
こちらは紹介しただけで、あくまで一例です。実際はもっと面倒くさい、理不尽な要求ばかりです。
賃貸管理会社に管理を任せると、クレーマーのせいで1日が無駄になることもない
賃貸管理会社の社員は、毎日様々なクレームに対処しており、酷いクレーマーへの対応にも慣れています。そのためクレーム対応含め、賃貸管理は専門の管理会社に任せることが一番です。
クレーマーのせいで嫌な気持ちになったり、クレームの処理で一日終わってしまうことがありません。
悪質クレーマーは追い出してしまいましょう
クレーマーとは言え、入居している限りお客さんです。酷い対応をすることはできません。あくまで丁寧な対応を心がけることが大切です。しかしその存在自体が他の入居者の迷惑になっている場合、優良入居者が悪質入居者のせいで退去してしまうことがあるかもしれません。こうなると損害を被ったことになります。もし他の入居者に迷惑がかかってしまう可能性が高いのであれば、一日でも早く出て行ってもらいましょう。法的な措置になりますが、強制退去をしてもらうことができる可能性もあります。管理会社であれば法律事務所と提携しているケースがほとんどなので、法的な措置もスムーズに行っていくことができます。