新進気鋭の不動産会社「ゴールドファステート」とは

ゴールドファステート(Gold Fastate)は、大阪に本社を置く不動産会社です。
2016年設立と比較的新しい企業ながら、都市型のワンルームマンション開発・販売を中心にマンション投資事業を手掛けて急成長を遂げています。
社名の由来は不明ですが、「不動産を通して暮らしに豊かさを」(Through Real Estate, Enrich Your Life)という企業スローガンを掲げ、価値ある資産を未来へつなぐことを使命としています。
ゴールドファステートの社長は有田 優(ありた ゆう)氏
ゴールドファステートの代表取締役社長を務めるのは有田 優(ありた ゆう)氏で、創業以来のトップです。
有田社長自身の詳しい経歴は公式サイトで明らかにされていませんが、公式サイトのメッセージの中で同社の方向性や理念を力強く語っています。
単に不動産を売買するだけでなく、人と社会の持続的なつながりを生む「場」と「循環」を創出する企業でありたい。
そのために社員一人ひとりが感性を磨き、挑戦を恐れず新しい価値を生み出すことで、仲間や顧客、社会から歓声(喜び)を得て、やがて大きな成果(完成)につなげていく——
そんな独自の理念「感性が歓声に、そして完成へ」を掲げています。
経営体制としては、社長の有田氏をトップに副社長や取締役陣が数名おり、さらにグループ会社を含めた組織網を築いています。
手広いと評判のゴールドファステート事業内容

グループ会社には、賃貸管理専門のファステート・マネジメント、家賃保証のファステートギャランティ、リフォーム事業のファスリーズ、中古物件販売のファステートヴィンテージ、美容室運営のFas-room.JAPAN、再生可能エネルギーの虹色ファステートなど、多角的に関連事業を展開しています。
これは、顧客のニーズにワンストップで応えるための体制であると同時に、不動産業に留まらない収益源を持つことで企業の安定性を高める狙いもあるでしょう。
社員数105名のうち営業部門だけでなく管理部門や建築事業部門などが存在し、それぞれ専門スタッフが配置されています。
社員紹介では元銀行員や不動産業界経験豊富な幹部も紹介されており、金融知識や不動産知識を活かしたコンサルティング力が社内に蓄積されていることが伺えます。
ゴールドファステートは大阪・関西万博のオフィシャルパートナー企業
有田社長のリーダーシップの下、ゴールドファステートは地域社会への貢献にも積極的です。
大阪府が誘致する2025年大阪・関西万博のオフィシャルパートナー企業となり、プロ野球・高校野球・サッカーをはじめとした地元スポーツ振興への協賛も行っています。
こうした活動は社長のビジョンである「百年先を見据えた経営と地域への貢献」に沿ったものであり、単なる投資用マンション販売会社に留まらない社会的存在感を示そうとしているようです。
トップ自ら「正直で公正な価値の創出」を掲げ、社員にも「お客様から信頼されること」を第一に活動するよう促していることから、少なくとも公式に語られる限り誠実な企業文化を目指していると言えるでしょう。
社長の名前で検索されることも多いですが、同社に関する情報は社長個人の派手さよりも事業内容や物件に関するものが中心であり、堅実な企業イメージを打ち出しているように感じられます。
ゴールドファステートはやばい?評判を調査
インターネットで「ゴールドファステート やばい」という検索キーワードが見られるように、一部では同社に対する不安や怪しいという噂があるようです。
しかし、公式情報を見る限り、ゴールドファステートは適切な許認可を取得し堅実に事業を拡大している企業と言えるでしょう。
まず、会社規模や業績についてです。
ゴールドファステートは資本金9,000万円で2016年3月に設立され、2025年時点で従業員数はグループ全体で105名に達しています。
売上高も急成長しており、2023年3月期約101億円、2024年3月期約131億円、2025年3月期には約169億円と右肩上がりで、2026年3月期は200億円超の予想。
この数字から、急成長中とはいえ相応の規模と実績を持つ企業であることが分かります。 次に法令遵守体制です。
同社は不動産業を営む上で必要な免許や登録も適切に取得しています。
建設業免許:大阪府知事許可(特-4)第158249号
ZEHデベロッパー登録:ZM2022-00168-D
マンション管理業免許:国土交通大臣(2)第064420号
賃貸住宅管理業免許:国土交通大臣(1)第003793号
プライバシーマーク登録:第20002854(01)号
また、加盟団体として、公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会や近畿圏不動産流通機構(いわゆるREINS)にも加盟しており、業界標準のルールに則って事業を行っていることが伺えます。
以上のような客観的な事実を見る限り、「やばい(怪しい)」会社とは断定できません。
むしろ、大阪万博や統合型リゾート(IR)開発など地域の大規模プロジェクトにも期待を寄せつつ、健全に成長している企業と捉えられます。
社長の有田優氏もトップメッセージで「正直で公正な価値の創出を貫き、将来への安心と誇りにつながる提案と確かな運用支援を届ける」と述べており、一時的な利益追求ではなく長期的な信頼関係を重視する経営姿勢を強調しています。
もちろん実際の評判はさまざまですが、少なくとも公式に確認できる情報の範囲では、法令順守や顧客本位の姿勢が示されており、特段「やばい」と捉えられる要素は見当たりません。
後述するように営業電話への苦情などは見られるものの、同社は社名を騙る悪質業者への注意喚起も公式サイトで行っており、もし不審な営業行為があれば直接問い合わせるよう呼びかけています。
このように、自社の信用を守るための対応も取られている点は評価できるでしょう。
ゴールドファステートの営業スタイルと迷惑電話

ゴールドファステートの営業スタイルには、大きく分けて「電話でのアプローチ」と「対面での提案(セミナーや訪問)」という二つの手法があるようです。
同社は全国各地でマンション投資セミナーを開催し、マンション経営の基礎をレクチャーする場を設けています。
くわえて、ゴールドファステートのブログ「東奔西走!営業日誌」を見ると、営業担当者が日本全国に出張して顧客と対面商談している様子が数多く紹介されています。
つまり、電話や紹介で興味を持った見込み客に対して、直接足を運んで丁寧に提案するスタイルであるようです。
しかし、マンション投資に興味がないと「迷惑電話ではないか?」と感じるのも無理はありません。
実際、営業日誌の中には「今までマンションの営業電話はほとんど出ずに断っていた」というお客様が登場し、その方が同社の提案で契約に至ったエピソードが語られていました。
ただし、その営業社員は電話で無理に売り込むのではなく、資産運用のメリット(例えば節税効果)を丁寧に伝えることで興味を引き、直接会って提案する機会につなげています。
ブログではそのほかにも「資産運用に関心がなくリスクばかり心配していた方が、節税というメリットにすごく喜んで頂いた」と営業社員が報告しており、電話で無理強いというより有益な情報提供を心がけている様子です。
ゴールドファステートの強み
ゴールドファステートは中古物件も扱っていますが、メインは新築マンションの販売です。
新築であれば初期修繕の心配が少なく最新設備で入居付けしやすい反面、価格は高めになります。
しかし同社は、用地仕入れから自社で行うことで新築でも割安感のある価格設定を追求しているようです。
さらに、グループ内に金融・保険のプロや不動産管理部門を擁し、資金計画の相談から購入後の運用管理・保険手配までワンストップサービスを提供できる体制を持っています。
これは投資家にとって手間がかからず安心して任せられるポイントでしょう。
また、同社の社員紹介ページでは「自分も細々とワンルームマンションを保有している」と語るスタッフがおり、社員自身がオーナー目線から運用を提案している様子も伺えます。
不動産業界歴20年のベテランから若手まで揃った営業陣が「立地・価格・グレード・管理の全てを兼ね備えた自社ブランド」を武器に、お客様と一生涯のパートナーになる決意で臨んでいるとのこと。
このように、自社商品への自信とオーナー視点の提案力がある点もゴールドファステートの強みと言えそうです。
ゴールドファステートの自社開発ブランド 「ファステートシリーズ」の特徴

ゴールドファステートが展開する「ファステートシリーズ」は、スタイリッシュな外観と立地の良さに定評のある自社開発ブランドです。
このシリーズのマンションにはいくつか共通した特徴があり、それが投資商品としての魅力にもつながっています。
同社公式サイトに挙げられた選ばれる理由を見てみましょう。
ファステートシリーズの特徴:立地の良さ・安定した利回り・迅速な管理体制
ファステートシリーズの物件は立地にこだわっており、主要駅から徒歩圏内で利便性が高く、周辺に大学やオフィス街があるなど賃貸需要が途切れにくい場所ばかりです。
そうした立地を確保することで空室リスクを低減し、安定した賃料収入=利回りの確保を狙っています。
また、自社グループで賃貸管理・建物管理までワンストップで行う体制により、入居者募集やクレーム対応など管理業務を素早く行いマンション経営の安定化を図っています。
ファステートシリーズの特徴:洗練されたデザイン・シンプルで快適な居住空間
ファステートシリーズのマンションは外観デザインに優れ、内装も流行に左右されないシンプルさを重視しています。
スタイリッシュで飽きの来ないデザインは入居者にも評判が良く、一部のマンションは無料Wi-Fi完備など設備も充実。
若い単身者にも魅力的に映る物件づくりを心がけているため、競合物件があっても選ばれやすい強みがあります。
ファステートシリーズの特徴:防犯性の高さ・長期修繕計画による資産価値維持
都市部のワンルームマンションでは女性の入居者も多いため、防犯性を重視した設計がなされています。
オートロックや防犯カメラの設置はもちろん、エントランスや共用部の見通しの良さなどにも配慮し、住みやすさを高める工夫に余念がありません。
さらに、新築時から長期修繕計画を想定している点も特徴です。
建物は適切な時期に修繕を行わなければ資産価値が下がってしまいますが、同社は将来を見据えた計画を立てて品質維持に努めています。
各部屋の設備も独立洗面台や浴室乾燥機、宅配ボックスなど単身者に人気の高機能設備を備えており、不自由なく快適に暮らせる住空間を提供。
総じて、ゴールドファステートのマンションは「都会で選ばれるワンルーム投資物件」としてデザイン・立地・設備に優れ、長期運用に耐えうる品質管理がなされています。
ゴールドファステートと空室リスクの管理

マンション投資でもっとも気になるのが、空室リスクでしょう。購入したマンションに入居者がつかず空室が続けば、ローン返済や維持費ばかりかかって収入が得られません。
ゴールドファステートはこの空室リスクに対して、物件力と管理力の両面から備えていることが公式情報から読み取れます。
まず物件そのものの立地選定です。同社は「選ばれ続ける立地の選定」を重視しており、利便性が高く将来的な需要が見込めるエリアにマンションを開発しています。
実際、大阪市内の物件であればJR大阪環状線や大阪メトロ御堂筋線といった主要路線の駅近くに立地しているケースが多く、名古屋や京都、神戸など他都市でも人気エリアを狙っているようです。
営業社員の声としても「大阪市は転入率が高く、環状線・御堂筋線が交わる立地では今でも人口が増え続けており、空室のリスクもしっかりカバーできる」との言及があり、都心・駅近の需要旺盛な場所に物件を持つことで入居者を確保しやすくしていることが分かります。
さらに、同社は物件企画にあたり「地域特性・将来性等を把握し、時代に合った企画検討」を行うと述べており、都市再開発や人口動向などマクロの視点も取り入れているようです。
そして、管理面の対策も抜かりなく、ゴールドファステートはグループ会社として賃貸管理専門の「ファステートプロパティ」を置き、オーナーに代わって煩雑な賃貸管理業務を一括代行しています。
具体的には、入居者募集から契約手続き、入居中のクレーム対応、退去時の立会・原状回復工事手配、新たな入居者募集まで、マンション経営に関するすべての業務を代行。
これにより、オーナーが初めてのマンション投資でも安心して取り組めるようサポートし、結果的に空室期間の短縮やトラブル防止につなげています。
家賃保証サービス「ファステートギャランティ」も提供
特筆すべきは、同社が自社グループで家賃保証サービス(ファステートギャランティ)も提供している点です。
家賃債務保証とは、入居者が家賃を滞納した際に保証会社が立替払いしてオーナーの家賃収入を保証する仕組みです。
ゴールドファステートの保証サービスでは、万一借主が賃料を支払わない場合でも一定範囲内で代位弁済を行い、オーナーの安定収入を守ります。
さらに、保証会社が連帯保証人の代わりを果たすため、保証人を用意できない入居希望者でも契約が可能となり、入居者の募集対象を広げるメリットも。
保証会社が滞納者への督促も代行し、毎月決まった日に必ずオーナーへ家賃送金する「集金代行」も行っているので、オーナーにとっては空室以前に滞納リスクも含めたトータルの安心感が得られる仕組みです。
ゴールドファステートの評判まとめ

ゴールドファステートについて、「やばい会社なのか?」「迷惑電話をかけてくるって本当?」といった不安の声もありますが、公式情報に基づいて見る限り大きな問題は見当たらず、適切な許認可と体制を整えた上で堅実に成長している不動産会社と言えるでしょう。
同社の主力商品は自社開発の新築マンションであり、立地・デザイン・管理に優れたファステートシリーズ物件を通じて、個人投資家に長期安定収入の場を提供しています。
空室リスクや家賃滞納リスクに対しても、優良立地の選定や家賃保証サービス、迅速な賃貸管理代行によって万全を期しており、オーナーは初心者でも安心してマンション経営に取り組める環境が整っています。
電話営業については確かに行っているものの、同社としては有益な情報提供と誠実な対応に努めているようで、強引な勧誘を避けたい姿勢もうかがえました。
実際に契約した顧客からは物件に対する高い評価や安心感の声も紹介されており、評判面でも極端に悪い印象は受けません。
ただし投資用マンション販売会社に共通することですが、契約前には物件価格やローン条件、将来のリスクについて自らもしっかり確認・比較検討することが重要です。
ゴールドファステートは信頼できるパートナーとなり得ますが、最終的な投資判断は自己責任となるため、セミナーや個別相談を活用し納得できるまで質問すると良いでしょう。
ゴールドファステートは中立的に見て「安いだけでやばい物件を売る怪しい会社」ではなく、質の高いマンションと手厚い管理サービスで勝負している会社のようです。
電話勧誘を煩わしく感じる方もいるかもしれませんが、同社には対面でじっくり相談できる場も用意されています。
マンション投資は高額で長期の選択となりますが、公式情報を正しく理解し活用することで、ゴールドファステートが信頼に足るパートナーかどうか自ずと判断できるはずです。