不動産投資を学ぶ上で一番良い方法は、実践することです。しかし知識も経験もない段階で、実践するのは非常にリスキーです。そこでお勧めなのが、シミュレーションをすることです。なんと現在、不動産投資を学ぶことを目的としたゲームが多数販売されており、楽しみながら不動産運用を学ぶことができるのです。ゲームなんてバカバカしいと感じる人もいるかもしれません。しかしゲームだからと侮ってはいけません。不動産投資・運用を目的に作られたゲームのため、非常に難しく、頭のいい大人でも一筋縄ではいかないのです。
ゲームなら何度でもリセット可能
現実世界の不動産取引には、リセットボタンがありません。ゲームオーバーすると多額の負債を抱え、自己破産する以外に道はありません。しかしゲームの不動産運用であれば、失敗するたび何度でもリセットすることができます。ゲームを始める前に考えたスケジュールが上手くいったのか、不測の事態にはどう対処したのかなどをメモしておくと、次のゲームが上手くいきやすくなります。
不動産投資ゲームはオンライン上で一人で挑戦できるものや、複数人で行うボードゲームなど様々ありますが、お勧めなのはやはり複数人で行うボードゲームです。対面した状態で、なおかつ複数人で行うことがポイントで、見えない駆け引きがあり、その心理戦が実際の投資の場で生きてきます。
不動産投資・運用を学ぶならこれ!
①インベスティング・フォー・リアル
インベスティング・フォー・リアルは、複数人で行うボードゲームです。ゲーム上で不動産を売ったり買ったりすることで、単に運や知識だけでは勝つことができないという不動産の難しさを知ることができます。
不動産特有の心理戦を学ぶことができ、初めての人でも楽しめる内容になっています。一方で相手の表情を見ながら、駆け引きしていくこの心理戦を得意としないのであれば、不動産取引には向いていないのかもしれません。
②キャッシュフローゲーム
キャッシュフローゲームは、ロバートキヨサキ著「金持ち父さん貧乏父さん」で紹介されており、知っている人も多いのではないでしょうか。
金持ち父さん貧乏父さんは、不動産投資を行う上で読むべき本として有名な一冊です。まだ読んでいないという人は一度目を通しておきましょう。
キャッシュフローゲームは、ロバートキヨサキ氏がプロデュースしたゲームです。このゲームは厳密には不動産投資ではありませんが、投資し、お金を運用することを学ぶことができます。
価格も2万円程度と決して高い買い物ではありません。投資には興味がないという人でも、お金の動かし方や使い方を学ぶことができるので、実生活でも役に立つことばかりです。
セミナーでもゲームが取り上げられている
不動産投資会社が行うセミナーでも、ゲームを取り入れることが多いです。不動産ゲームに挑戦してみたいと思っても、一緒にプレイする仲間を複数人見つけるのは大変です。しかしセミナーに参加すれば参加者達と一緒にゲームができるので、仲間を見つけ出し、誘う面倒がありません。
通常のセミナーのようにペンを持ちメモを取りながら講義を受けるスタイルではなく、参加者がゲームに参加するので、ゲームを使うセミナーは体験型セミナーと呼ばれています。
体験型セミナーでお勧めなのは、不定期で開催されているカモネギ脱出ゲームです。カモネギのカモは詐欺師に狙われるようなカモとなる人のことを指しています。収益物件を購入し、安心だと考えている人は絶好のカモになります。カモネギ脱出ゲームではそんなカモ状態からいかに脱出していくのかを、実践的に学ぶことができます。
具体的には元手1500万円からスタートします。日本全国にある物件サンプルから物件を選び、その物件に投資。それを運用し、トラブルにも対応していきます。実際にキャッシュフローを算出する方法を学びながら、不動産コンサルタント、金融機関など関連業者から食い物にされないための知識や技術を身につけていきます。想像しただけで楽しそうなゲームですよね?
このゲームは将来的に不動産投資に挑戦したいと考えている人はもちろんのこと、不動産物件オーナーも為になる内容になっています。
カモネギ投資ゲームの参加費は、一般1万円(税抜き)です。1日だけのセミナーですが、この1日が今後長く活きてくることは間違いありません。
スマホでも不動産投資について学ぶことができるゲームが増えていますが、投資について臨場感を持って学ぶならやはり対面が一番です。真剣にゲームに取り組むと皆本性が出てくるので、人間味があって面白いことに気づくでしょう。